20171110 福島県石川町立石川小学校研究公開!
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福島県石川町2日目。
全ての学年で1学級、つまり、6学級の授業公開がありました。100人を越える参観者。
水落先生(&研究室)が関わって、4年。
そして、わたしが関わって3年。
阿部研究室として関わるのが今年初めて。
とにかく、抜群の安定感です。(なんか、表現が変ですかね)。つまりは、『学び合い』が当たり前の文化になっているのです。
例えば、上の画像。
実はこれ、本日の公開授業の様子ではなくて……(苦笑)。
午前中に飛び込みで授業参観させていただいた時のある学級の様子です。
昨日、石川町で宿泊し、午後から研究公開。午前中、少してもちぶさたになるところ、石川小学校に声をかけていただき、午前中、子どもたち先生方の邪魔にならないように振る舞うことをお約束し、午前中からわたしたちだけは訪問させていただきました。その間、授業を自由に参観して良いということになり、わたしたち(学生を含めて)全学級の全教室を自由に出入りしました。 話が長くなりましたが、上の画像はそのワンシーン。
そうなんです。
これ、当たり前ですけど、なかなかできていないことが多いですよね。
「研究授業」そのものが、その時だけのものになってしまい、他の授業では研究授業で行っていることをしていないことが「当たり前」になっているところが多いのではないでしょうか。それって、やっぱり変。
石川小学校は本来では当たり前のことをしているのですが、周囲にこの当たり前のことをしているところが少ないので際立って目立ちます。 わたしは、午後の研究公開を待たずして、本日の研究公開は絶対に素晴らしい研究公開になると確信を持ちました。そして、実際その通りになりました。
「研究公開」。
とはいっても、多くの方々に見てもらうので、いつもの『学び合い』よりは力を入れようという考えになります。それでいいと思います。
石川小学校のすごいところは、そのいつもよりは力を入れた『学び合い』授業の開発を学年団で行っていることです。授業前後に話を伺うと、授業者と同様にその学年の先生が「自分事」としてその授業を語ってくれます。それは、まさしく、一緒に授業を開発研究し、自分も自分の教室で展開しているからです。すごい!!
授業後、何人かの授業者に
「本日の授業素晴らしかったです。わたしにはない発想の授業でした。この授業をいかに生みだしたのか教えてください。」
と尋ねました。すると、皆さん、もれなく、「胸を張り」「楽しそうに」「目をおおきくして」その時の様子や本時では活用しなかったワークシートの実際、開発秘話を長い時間をかけて話してくださいました。 授業研究でよくありがちなのは、授業者に授業の開発の様子を尋ねると、こちらが何も言っていないのに「こんな授業で申し訳ございません。」などという言い訳から始まることが多いです。
そういう意味からも、石川小学校の凄さを感じました。
こういう体験ができるのも、全て水落芳明教授が福島県石川町と関係を持ち、私に声をかけてくださったからです。本当に感謝です。少しでも、水落先生、石川町に還元したいと思っています。が、今のところ、持ち合わせが少ないわたしとしては何もありません(汗)。 また、毎回考えているところですが、自分の話の下手さ加減、もう少し具体的に言えば、相手にイメージしやすく話すことの能力の不足を実感しています。このあたり、鍛えなければと思うわけですが自分の仕事の中心がそこではないので、話す機会がある直前になってからいつもの能力不足を感じて落ち込むわけです。うーむ。
とにかく、バス1台をチャーターし、水落先生、院生含めて16人で上越から出かけた2日間、とてもとても学びになりました。ありがとうございます。